2013年07月24日

めまいに効く食事療法。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」 第251回

「めまい…」

他人ごとではなく自分が体験して
びっくりしました。

就寝は午前2時ころと決まっていまして、
寝る前には本を読んだり、録画番組を見たり
消灯してからは
ラジオの深夜便を聞きながら寝ます。

その夜は気になっていた録画を見て
寝床に着いたのですが
目をつぶっているのに目がまわる感じ…

薄目を開けて一点を見つめると
焦点が定まらず、ぐるぐるまわっています。

いまのいままで異常がなかったのに
まさに「急」にです。

寝ながら録画を見ていたので
その姿勢がわるかったのか?と思いました。

熱帯夜で体は火照った状態でしたので
水分不足では…とも思いました。

起き上がろうとしたのですが
起き上がれません。

これは大変だと思いながら、
まずは室内の温度を下げ冷やそうと思い
枕元にあったリモコンをとって
まったくの勘で3度ほど下げました。
  
しばらくすると室内の温度が下がり
肌がヒヤリ、冷たくなってきました。

と同時に「めまい」の症状がやわらぎはじめました。

すぐに水分補強を考えましたが
まず、安静にして、やすんだほうがベターではないか
と目を瞑っていましたら
幸いなことに寝込んでしまったようです。

朝、そっと目を開けましたら
「めまい」が止んでいました。

異常なしで「やれやれ」と胸をなでおろしました。
それにしても「めまい」は怖いですね。

いままでにも「めまいをする」という話
他人(ひと)からよく聞いていました。
 
筆者の場合の「めまい」は
録画を寝床で見ているときに
体の姿勢のバランス機能を狂わせたのかも知れません。

脳や神経に異常がある場合、血圧に変動があるはず。
就寝前の血圧は125の76でしたから問題はなかったはず。

それでも驚きました。

一般論ですが
不安や心配事、ストレスなどの原因で
「めまい」が起こる場合もあります。

知り合いの医者に尋ねると…
めまいの前に耳鳴りはしなかったかと言いました。

音というのは聞く働きのほかに、
からだのバランスを保つ働きがあるそうです。

耳の異常の一つ
内耳(ないじ)を満たしている液体
「内リンパ」が増え過ぎると
内耳がむくみ、 めまいが起こると言います。

「内リンパ」が増え過ぎた状態を
内リンパ水腫(ないりんぱすいしゅ)と呼び、
めまいのほか、難聴(とくに低音の聞こえが悪い)や
耳鳴り、耳がつまった感じなどの症状があらわれるそうです。

内リンパ水腫が原因の病気に「メニエール病」があります。
めまいの原因でもあります。

原因はさまざまのようです。

脳内の特定の場所や、
運動機能をつかさどる小脳、
その近くの脳幹で、血管が詰まったり、
出血したり、腫瘍ができたりすると、
めまいが起こります。

血圧が急激に変動すると、
脳に送られる血液量が不安定になり、
めまいが起こすことになります。

不安や心配事、ストレスなどが積み重なった場合にも
めまいが起こります。

栄養が不足すると血行不良となり、
めまいが起こりやすくなります。

したがって、栄養バランスを考え、
1日3食を規則正しく摂ることが大事と医者。

めまいといっても原因は実にさまざま。

すぐに治まるものもあれば、
重大な病気に関わるものもあるといいます。

もし、めまいをされたら安心のために
まず、お医者さんに診てもらうことですね。

ごく軽い「めまい」には
水分補給がいちばんと民間療法は教えています。
  
めまいは、主に水分代謝がわるくなって
起こる場合が多いので
先ずは、たっぷり水を飲みましょう…というのが筆者の持論。

また、梅しょう番茶や梅のシソは筆者がすすめる
「めまい」解消法。

梅しょう番茶は
中くらいの梅干し1個を湯のみ茶碗に入れて、
箸でよくつぶし、ショウガ汁(またはショウガおろし)を
少々加え、しょうゆを大さじ1を入れ、
三年番茶を注いで熱々を飲みます。

食事療法で
めまいをしたら「鶏肉を食べよ」といいます。

鶏肉には、
水分の代謝をよくする成分があるからです。

とくに鶏肉の蒸したものを食べると、
より「めまい」に効果的といいます。

「めまい」と関連がある耳鳴りについては、
民間療法では「黒豆」をすすめています。

黒豆は腎を補う特効薬といわれています。

腎が弱ると頻尿につながり
水分不足になるからでしょうね。

水分不足の可能性を予防するために
腎機能を高めようと「黒豆」を推奨しているようです。

「めまい」や「耳鳴り」だけでなく
黒豆は、健康によい食品です。

民間療法では、
黒豆50グラムを軽く洗って
水1リットルに5時間くらい浸しておきます。

浸したら強火で煮炊きます。

沸騰したら吹きこぼれない程度の弱火にして
30分煮ますと
「黒豆の煮汁」が出来上がります。

茶漉しでこしながら
空腹時に飲めば「めまい」に効くと民間療法。

クルミも「めまい」に効くようです。
とくに漢方では「耳鳴り」に効くとすすめています。

クチナシの煎じ汁も「めまい」に効くと
民間療法ではすすめています。

クチナシの実は2つか3つに切って
300ミリリットルの水に入れ
弱火で煎じます。

水が200ミリリットルになるまで煎じます。
これを朝、昼、晩と3回に分けて飲むと
「めまい」の症状がなくなると言います。

クチナシは漢方薬局で売っています。

なお、貧血が原因で
「めまい」や「立ちくらみ」の症状がある場合、
鉄分不足が引き金になっていることが多いようです。

その場合、鉄分をしっかり摂って
まず、貧血を改善してください。

貧血を改善するには
レバーやヒジキ、納豆、小松菜を日常的に食べてください。

また、鉄分の吸収率を高めるために
ビタミンCを多く含む食材と一緒に摂るようにしてください。

「めまい」は不快な症状です。
みなさんも気をつけてください。

では、また来週…

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<羅天海>
    病気のほとんどは
    食べものが影響します。
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