2009年10月28日

脳卒中を防ぐ食事療法。

食べて元気。食べて治す。「ー実践・食事療法ー」第87回

「脳卒中が怖い…」
高齢者と話をしていますと、よく話題になります。

女優の南田洋子さん(享年76歳)も
脳卒中、くも膜下出血による死去です。

くも膜下出血とは
くも膜と脳の表面の動脈にコブ(動脈瘤)ができ
そのコブが、血圧が上がったとき破れて出血した状態が
「くも膜下出血」です。

脳卒中と呼ばれるものには
くも膜下出血のほかに・脳内出血・脳閉塞・一過性虚血
・高血圧性脳症があります。
   
いずれも血液の流れが悪くなり、
脳内の血管や中枢神経に障害が出ます。

突然手足が動かなくなったり
意識がなくなる発作が起こります。
脳卒中です。

脳卒中の主流は、いま
脳内出血から脳梗塞へと変化しているようです。

治療技術の進歩で、
年々脳卒中の死亡率は低下していますが、
逆に脳卒中にかかる人の数は増加しています。

高齢化が進んだり、
食生活が欧米化することによって、
動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病などの
生活習慣病が増えてきたからです。

脳卒中がこわいのは命にかかわる危険があるからです。

発作によって全身マヒや半身マヒに…
寝たきりになるこわさもあります。

脳のなかに梗塞が出来て
痴呆症になるケースも多いようです。

予防には食生活を改める必要があります。
まず、三度の食事をきちんと食べることです。

栄養不足になると血管がもろくなり
発作の引き金になります。

コレステロールが気になって
「肉を食べない」というのは間違いです。

歳をとっている老人には、
肉などの動物性タンパク質を
しっかりとる必要があります。

肉をしっかり食べることです。

塩はいけません。
減塩は確実に血圧を下げてくれますので
塩分は控えめがよろしい。

ビタミン、ミネラルは過不足なくとりましょう。
栄養のバランスをつねに考え、食事をしてください。

さて、食事療法で脳卒中を予防するには
常食に「昆布」を食べることです。
「ゴボウの昆布巻き」などは常食に最適です。
毎日でも、あきずに食べることが出来ます。

昆布は高血圧症、動脈硬化に効きます。
ゴボウは新陳代謝を強め、
血液の循環を促す効果があります。

もう一つ、常食としておすすめしたい予防食は
「きくらげ、ゴボウ、ヒジキ、こんにゃくの炒め煮」

薬効あり、浄化作用あり、しかも低エネルギー
毎日食べて血をキレイにしてください。

血液の浄化作用にはタマネギ、ネギも有効です。
ゴボウ、ニンジン、梅、こんにゃくは
積極的に食べていただきたい食材です。

「そば」は血管を強くし、血圧を下げてくれますが
体を冷やしますので冷え性の方にはおすすめできません。

冷え性の方は玄米がゆ、玄米スープなどを
常食してください。
  
脳卒中は、血管の老化で、
血管がキズつきやすくなって起こります。

血管の老化を防ぐためにもタンパク質の不足いけません。
十分タンパク質をとってください。

血圧は朝晩測定してください。
血圧が正常なら
それだけ脳卒中の危険因子が減るわけで安心です。
   
では、また…。

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<羅天海>
    病気のほとんどは
    食べものが影響します。
    食べものが影響する病気は
    食べもので治ります。
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