2008年07月16日

セキ(咳)に効く民間療法。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第27回

しつこいセキで困っている、
レンコン湯が効くと聞いていたので飲んでいるけど
効果がないというご相談。

セキというのは気道が刺激を受けたときに起こる、
いわば防御的な運動。

セキが激しいと体力が消耗して大変です。
栄養のある食べ物をとらないと気力まで失ってしまいます。

セキにはコンコンといった感じの乾いたセキと
ゴホンゴホン、ゼイゼイといった湿ったセキがあります。

乾いたセキには、ほとんど痰(たん)が出ません。
しかし、湿ったセキには痰(たん)が伴います。

乾いたセキは風邪や気管支炎の初期によくみられます。
長く続くようなら診察を受けることです。

湿ったセキは、
激しくセキが出ると痰が出ます。
痰に血が混じったり、褐色、緑色の痰が出たら
できるだけ早く診察を受けてください。

セキに伴う発熱、頭痛、腹痛、胸の痛みにも
注意が必要です。

セキに対する民間療法で、
よく知られているのが「レンコン湯」です。

相談者はレンコン湯を飲んでいるのに
セキがおさまらない、と言っておられますが、
レンコンを皮つきのまま乾燥させて
それを薄切りにして、
煎じて飲んでおられるのでしょうか?

ひどいセキも1日3回、3日続けて飲めば
おさまるはずですが…。

レンコンをキレイに洗って
皮つきのまま、皮をむかずにすりおろして
その絞り汁にハチミツを加えて
飲めばセキはおさまります。

レンコンの皮に薬効があります。
いま一度、試していただきたいものです。

民間療法には
いろいろな食材を利用した治療法があります。  
  
キンカンの葉の煎じ汁もその一つです。

風邪の熱でセキが出る場合は
ネギがよく効きます。

青ネギ、あるいは白ネギの青い部分を
汁ものに、たっぷり入れて召し上がってください。
  
ネギの白い部分だけを、すり鉢ですって、
それを弱火でドロドロになるまで煮て
トロミがついた状態にハチミツを入れて食べると
セキが鎮まります。

シソとショウガの煎じ汁もおすすめです。

シソの葉10枚をすり鉢でよくすり、
ショウガ10グラムほどをすりおろして
2カップの水で半分になるまで煎じ
ハチミツを適量を加えて飲んでください。

熱のあるときのセキによく効きます。

いずれにせよ長引くセキは危険信号です。
お年よりは肺炎にならないよう要注意です。

慢性気管支炎のセキには
ユリ根が効きます。

ユリ根3個をすり鉢でよくつぶし、
絞り汁をつくり、ハチミツを入れ
お湯を注いで飲みます。

肺を潤して、セキをおさめます。

ぜん息の発作予防には
「梨のハチミツ蒸し」があります。

梨のヘタと芯をスプーンでくりぬき、
くりぬいたところにハチミツを入れて
ヘタでフタをして、蒸し器に入れて
1時間くらい蒸します。

これを4等分にして、
一切れづつを4回に分けて食べます。

梨の出回る季節に作り置きしておくと便利です。

ゼイゼイするセキにおすすめしているのは
「黒ゴマのハチミツねり」です。

黒ゴマをよくすって、ハチミツと混ぜ
ドロドロにしたものを朝夕2回お湯で飲むと
乾いたセキは鎮まります。

また黒ゴマを炒ってショウガ汁を混ぜて
一度火を通して、冷ましたものにハチミツを入れて
ビンなどに保存して朝夕飲めば
セキが出なくなります。

咳止めのクスリを飲む前に民間療法の
食材を使った方法を試してみてはいかが?

なお、セキが出やすいときには
もち米や米でつくった
せんべいは控えてください。

大豆製品も控えたほうが無難です。
  
セキこむときは姿勢を前かがみにして
机などに寄りかかるようにして
背をさすってもらえばラクになります。
      
では、また来週。

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