2008年07月02日

貧血は鉄分補給が大事。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第25回

貧血についての問い合わせがありました。

貧血にもいろいろありますが
いちばん多いのは鉄分が欠乏して起こる
「鉄欠乏性貧血」です。

貧血の80パーセントが、この「鉄欠乏性貧血」です。

摂取する食物中の鉄分不足、
胃腸の働きの低下によって鉄分の吸収力不足が
「鉄欠乏性貧血」の原因です。

鉄分は人間のカラダにとって実に重要な成分です。

人間のカラダにある鉄分の70パーセントは
「機能鉄」として血液中に入り、
カラダの細胞に酸素を送り込むために使われます。

残りの30パーセントは
肝臓や骨髄などに貯蓄する「貯蓄鉄」です。

貧血というのは血液中の「機能鉄」が不足して、
カラダに十分な量の酸素を供給できない状態を言います。

人間のカラダはよくしたもので、
「機能鉄」が足らなくなると自動的に貯蓄している
「貯蓄鉄」を取り崩して機能鉄の穴ウメをします。

ところが鉄分を補給しないと
その「貯蓄鉄」も、やがてカラになります。

鉄分が底をついた状態になります。
鉄分不足が続くと
「鉄欠乏性貧血」に陥るのです。

酸素を供給するために使われる鉄分が不足すると
「貧血」が起こり、
カラダのいろいろな面に影響が出てきます。

たとえば、心臓は、
酸素不足を補いながら血液を送り出すのに
通常の5倍以上の力を発揮しなければなりません。

かなり心臓に負担がかかるわけです。
脈が速くなったり、
息切れなどの症状が出るのはそのためです。

カラダがだるくなったり、疲れやすくなったり
脳の働きがわるくなったりします。

モノ忘れや集中力、注意力がなくなったりします。

鉄分不足による貧血は
早く治さなければなりません。

とくに女性は生理で血液を失う分、
鉄分不足になりがちです。

また妊婦や授乳中のかたは多くの鉄分が必要です。

最近、若い女性に「鉄欠乏性貧血」が多いのは
日常の食生活に原因があります。

やせたい願望で
ダイエットのためと称して
野菜中心の偏った食生活になっています。

だから鉄分が不足して貧血を起こしているのです。

確かに野菜中心の生活は
カラダのためにいいのですが、偏ってはいけません。

野菜には食物繊維やビタミン、ミネラルなど
たくさんの栄養が含まれていて
栄養的にもすぐれています。
しかし、野菜だけで鉄分補給はできません。

たとえば、鉄分が多いと言われている
レタスまるごと1個食べても
鉄分は1.6mgとわずかです。

ホウレン草は
鉄分がレバーと同じくらい含まれていますが、
吸収力がわるいため鉄分を摂取することは
ほとんどできません。
  
女性は1日少なくとも12mg必要です。
成人男性は1日10mg必要なのです。

それなのに生野菜のサラダを中心に食べていると
鉄分不足、タンパク質不足で貧血になるのは当然です。

鉄分が多いのはなんといっても「豚レバー」です。
牛レバー、鶏もつ、ヒレ肉も鉄分の多い食品です。

玄米、小麦胚芽、あわび、牡蠣、
それに海藻類、大豆製品、ゴマ、チーズ
黒砂糖、赤ワインも鉄分が多い食品です。

とくに動物性食品は鉄分の吸収力がよいので、
おすすめです。

食品の成分表示だけを見て
鉄分が多いからといって野菜ばかりを選ぶのは
間違いです。

大豆や野菜などの植物性食品は
鉄分の吸収力がわるいので
植物性食品だけで鉄分を取ることができないのです。

植物性食品から鉄分をとるには
鉄分の吸収力のよい動物性食品と
一緒に食べることです。

なお「小麦胚芽」はミネラルが非常に多く
鉄、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウムなどの含有量が
特筆モノです。

とくに亜鉛はレバー、ゴマの倍以上あります。

問題点はカルシウムの吸収を妨げるリンが多いことです。
この欠点を補うためには海藻類と一緒に食べることです。
レバーと一緒に食べることです。

食事療法の基本は栄養のバランスです。
よいからと言って偏った食べ方をすると
カラダの一方によくても
別の一方で問題を起こす可能性があります。

くれぐれもバランスを考えて食事をしてください。
      
では、また来週。



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2008年06月25日

寝汗に効く食箋。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第24回

「寝汗がびっしょり、どこかわるいのかなあ」
という相談がありました。

梅雨から夏にかけては
気温や湿度が急に高くなったりして
寝汗が出やすい時期です。

多少の寝汗なら心配無用です。
気にする必要はありません。

掛け布団を薄くするとか、
薄着にするとかで調整してください。

寝汗の原因が
カラダのほうにある場合、それは
食べ過ぎ、過労、自律神経のバランスが崩れたため、
が考えられます。
  
寝汗がどうしても気になるようなら
切干大根、干しシイタケ、高野豆腐、海藻類を
食べるようにしてください。

カラダを冷やすような食べ物は控えてください。

夏野菜が出まわるころですが
寝汗にはよくありませんので
食べないほうがいいでしょう。

寝汗のなかでも、ほっておけない寝汗があります。
ミゾオチのあたりに、じっとりと脂汗をかくようなら
一度、医者に診てもらうことです。

胸部疾患の疑いがあるかも知れません。

ミゾオチあたりに
じっとりと脂汗をかく寝汗には
「ゴマ塩番茶」「梅しょう番茶」が効きます。

脂汗はカラダが陰性になって出る汗です。
カリウムが多くなっている可能性があります。

したがって陰性の食べ物
甘いモノはやめてください。

陽性の塩けを補うようにすれば
寝汗をかくことがなくなります。

たとえば、「ゴマ塩」です。
ゴマ塩はカラダのバランスを整え
寝汗をかかなくしてくれます。

ゴマ塩のつくり方ですが
自然塩をサラサラになるまで炒ります。
炒った塩をすり鉢で、
白い粉が舞うくらいまで、すってください。

ゴマは黒ゴマを使います。
黒ゴマをよく炒ります。そして、
すった塩とすり鉢で混ぜ合わせます。

ゴマの油を出さないように
ゴマの粒がなくなるまで
軽く、ていねいに、根気よくすってください。

自然塩…2に、黒ゴマ…8の割合です。

「ゴマ塩」が出来たら
ゴマ塩大さじ1を入れて三年番茶を注いで
就寝前に飲んでください。

梅しょう番茶も寝汗に効きます。

湯のみに梅干し1個 を入れて
ハシで梅干しをつぶし
ショウガ汁としょうゆを少量加え、
三年番茶を注ぎ就寝前に飲んでください。

いずれも寝汗に効果を発揮します。

過労での寝汗には「ニラのみそあえ」がよいと
民間療法にあります。

寝汗をかきやすい人は「ニラみそあえ」をつくり
常用すると寝汗をかかなくなります。

根菜類の皮、
レンコンの皮、ゴボウの皮、大根の皮、ニンジンの皮などを
植物性の油で炒めキンピラにして食べると
寝汗をかかなくなります。

「黒豆の煮汁」も寝汗にいいようです。

鍋に黒豆4分の1カップ
水4カップを入れ火にかけます。

水が半分くらいの量になるまで煮詰めます。
煮詰まったら、ゴマ塩を少し加え、
飲んでください。
寝汗に効果があります。
      
では、また来週。

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2008年06月18日

糖尿病の食事療法。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第23回

ある会合で「糖尿病」の話が出ました。
その席に糖尿病学会専門医、指導医がおられ、
皆で耳を傾けました。

ご存知のように糖尿病は
血液中に含まれているブドウ糖(血糖)が
異常に多くなり、その結果、腎臓、目、神経など
全身のさまざまな組織や機能に障害を起こす病気です。

糖尿病がこわいのは自覚症状がないことで、
それも初期症状は苦痛もないので
放置される場合が多いということです。

血糖値が「高い」状態でほうっておくと
失明したり、腎不全になって
透析療法を行うことになります。

心筋梗塞や脳梗塞など生命を脅かすものもあります。

糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病があるそうですが
ここでは日本人の95パーセントを占める
「2型糖尿病」についての話です。
  
誰でも食後はブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなります。
しかし、通常、
血糖値を下げるホルモン「インスリン」が働いて
ブドウ糖(血糖)を処理してくれます。

ところが過食、運動不足、肥満、ストレスで
このインスリンの働きが鈍くなり、
やがて「糖尿病」となります。

インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモン。

すい臓から分泌される大事なホルモンです。
十分に分泌されなかったり
分泌されていても働きが悪くなると大変です。

糖尿病はもって生まれた
遺伝的素因が大きいと言います。

血縁者に、とくに両親に「糖尿病」の人がいると
糖尿病になりやすい体質が遺伝します。

両親のどちらかに糖尿病がある人の3人に1人、
両親がともに糖尿病の場合は80パーセントが
中年以降に発症しているというデータがあります。

糖尿病にならないためには
影響が大きい環境因子
つまり、過食、運動不足、肥満、ストレスに
十分気をつけなければなりません。

糖尿病には
なにより「食事療法」がいちばんと言います。

気をつけなければならないのは
まず、食べ過ぎないことです。

食べれば食べるほど血中のブドウ糖が増え
血糖値があがります。

血糖値があがれば
血糖値を下げるためインスリンが
過剰に分泌します。

その挙句、すい臓が疲れて
分泌機能が低下することになります。

動物性のタンパク質摂取を控えることも大事です。
インスリンを分泌する力が弱まるからです。

専門医はカリウム豊富な野菜を
しっかり食べることだ、と言います。

わたしが、おすすめしているのは
主食のご飯を
「玄米ごはん」「雑穀ごはん」にすることです。

とくに「雑穀玄米ごはん」がおすすめです。

玄米…6
アズキ、ハトムギ、丸麦、アワ…各1

炊くときの水の量は全体量の3割増し。

玄米と雑穀はよく洗って30分間、水に浸し、
炊く30分前に水からザルにあげておきます。

圧力釜の表示にしたがって水と
少量の塩を加えてフタをセットします。

最初は中火で、重りが動き出したら強火で2分。
そのあと弱火で20分程度炊きます。

火を止めたら10分蒸らして
圧力を抜き、
さらに10分蒸らせば
おいしい「雑穀玄米ごはん」の出来上がりです。

副食は野菜、海藻、小魚が中心。

野菜は緑黄色野菜を中心に
いろいろな取り合わせで食べることです。

とくにおすすめは「ブロッコリー」「芽キャベツ」
「ホウレン草」…

食物繊維の多い野菜、海藻など
しっかり食べてください。

使用する油は植物油や魚油。

オリーブ、キャノーラ、コーン。
週に2回「青魚」を食べることもすすめています。

肥満にならないように、
つねに腹七分目くらいにしておくことです。
よく噛んで食べれば満足感が得られます。

「運動不足」にならないよう
毎日「速歩き」などの運動を取り入れましょう。

運動するとブドウ糖が筋肉に取り込まれ
エネルギーとして消費されます。

禁じているのは…

「早食い」「まとめ食い」「寝る前の食事」
それにファストフード、清涼飲料水、おやつ類。
アルコールもいけません。

甘いモノが食べたいのなら、
ケーキ類より和菓子類。

果物も食べ過ぎないように。

食事をぬくのは、よくありません。
かえって体内の脂肪蓄積能力が高まって
太る原因になります。

専門医の先生いわく「糖尿病の予防」には…

・一日3食。決まった時間に食べる。
・よく噛んで、ゆっくり食べる。
・いろいろな食品を食べる。
・満腹するまで食べない。
・酒、タバコはやめる。
   
では、また来週。

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2008年06月11日

やけど、日焼けに流水。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第22回

「やけどした、どうしたらいい?」
と電話がかかってきました。

熱湯でやけどしたのか、
揚げ物をしていてその油がハネてやけどしたのか
理由も言わず、いきなりです。

やけどしたら、すぐに30分程度、
やけどしたところに流水をかけるのが
いちばんいい方法です。

やけどした患部に流水をかけることで
まず痛みがとれ、
炎症も最小限にくい止めることが出来ます。

水ぶくれを防ぐことも出来ます。
 
手当てはそのあとからです。
まずは患部に流水を30分程度かけるのが
大事に至らない方法です。

揚げ物の油がハネた、というくらいの
軽いやけどには流水のあと
濃い塩水をぬってから
青菜をのせてクールダウンしてください。

痛みがある場合は青菜を数回取替えてください。
豆腐があれば、水切りして患部に当ててください。

痛みやヒリヒリ感が治まったら
ゴマ油を患部にぬることです。

さて、電話の主によくよく聞いてみたら
やけどではなく、
日焼けで、やけどのように赤く腫れ上がっている
ということでした。

なーんだ、とひと安心したのですが
日焼けも大変なことになる場合があります。

日焼けも、日焼けして家に帰ってきたら
日焼けしたところを30分程度、流水することです。
水風呂に入るのもいいでしょう。

氷を入れた冷水で「冷やす」のが効果的
と言う人が多いようですが
わたしは冷水より流水のほうが効果があると思います。

すでに赤く腫れあがっているやけども
あきらめず流水してください。

ただ患部にバイ菌が入らないように注意は必要です。

「やけど」「やけど症状」の手当てには
ご家庭にある「ゴマ油」「アロエ」「キュウリ」
「ジャガイモ」などを利用してください。

・ゴマ油
 患部にゴマ油をつけて
 ガーゼに自然塩を少量ふりかけて患部に貼ってください。

・アロエ
 アロエのヌルヌルした液体を患部に
 たっぷりつけてください。

・キュウリ
 キュウリをすりおろして患部にぬってください。
 キュウリを薄くスライスして患部にのせるだけでも
 効果があります。

・ジャガイモ
 ジャガイモを皮ごとすりおろして
 木綿布にのばして患部に当ててください。

いずれにせよ「やけど」をしたら
真っ先に患部に流水することです。

日焼けも同じで家に帰ったら
日焼けした部分に、まず流水です。

流水さえしておけば「やけど症状」は軽く済みます。

なお、広い範囲のやけどは
清潔なシーツなど、きれいな巾のある布で包んで
即刻、お医者さんに診てもらってください。
  
では、また来週。

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2008年06月04日

ジンマシンには「シソの葉」

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第21回

ジンマシンが出て困っているという相談が
友人からありました。

ジンマシンというのは
ヒフに赤みやふくらみが出来、
かゆみがあるものを言います。

原因は実にさまざまで、
原因がわからないこともあります。

食事が原因でジンマシンが出たのなら
野菜をたっぷり摂ることです。
  
ジンマシンになりやすい食品は
青魚、貝類、カニ、エビ、卵、ソバ、牛乳など。

小麦粉やモチ米、
こんなモノがと思われるような食品が
原因の場合もあります。

クスリ、花粉、ハウスダスト、カビ、
ペットの毛などが原因の場合もあります。

ほかに冷風や汗が原因ということもあります。

友人は、なにが原因かわからないと言います。
急にジンマシンが出始めたようです。

つまり急激にあらわれた急性ジンマシンです。

なにを食べたか聞いて見ると
別段変わったものは食べていない
日常、いつも食べているものばかりだと言います。

よくよく聞いてみますと
カラダによいというので
最近「十六穀米」のご飯を食べ始めたと言います。

決めつけるわけにはいきませんが
「十六穀米」が原因になっているかも。

「十六穀米」の中身は
カラダによいものばかりですが
それでも友人のカラダに合わない
なにかがあって、作用したのかも知れませんね。

「十六穀米」には
ビタミン、ミネラル、食物繊維、
それにポリフェノール、ギャバなどが含まれいて
栄養豊富なスローフードであることは確か。

友人と話をしていると不意に
「タコ」がいけなかったのかな?とつぶやきます。

「タコのキュウリもみ」は
つねに食べていて大丈夫なんだが
「タコの天ぷら」はどうかな?と言い出したのです。

ジンマシンの可能性がないわけではありません。

いずれにせよ食べ物が原因なら「シソの葉」です。

「十六穀米」でも魚介類でも
「シソの葉」がよく効きます。

新鮮なシソの葉を10枚くらい刻んで
食べてください。
ヒフの赤みがおさまります。

1日に1回、
1週間続けてシソの葉を食べれば
ジンマシンは治ります。

ジンマシンは
カラダが「自分に合わない」という拒否のサインです。

したがってジンマシンにかかりやすい人は
アレルゲンとなる食べ物を
食べないのがいちばんです。

ジンマシンが出る方は
タコ、イカ、エビ、カニなどの魚介類と卵、
チョコレート、アルコール類
コーヒー、ココア、砂糖など、控えてください。

人にもよりますが香辛料も控えたほうがいいでしょう。

慢性のジンマシンの方には「黒ゴマ」を
常用することをおすすめします。

体質が改善され、ジンマシンが出なくなります。

民間療法としてよく知られているのは
「黒ゴマのハチミツねり」です。
  
10回分の分量は
・黒ゴマ…100グラム・ハチミツ…10グラム 

まず黒ゴマをフライパンで、から炒りします。
それをスリ鉢で油が出るまで根気よくスリつぶします。

スリつぶしたらハチミツを入れて
ツヤツヤになるまで混ぜれば出来上がりです。

1回に小さじ1杯を目安に食べてください。

ハチミツは言うまでもなく
「天然」の良質のモノを使ってください。

昔から「朝の梅干しはその日の難逃れ」と
言われています。

梅干しには毒消し効果があります。
ジンマシンにも梅干しが効きます。

では、また来週。

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2008年05月28日

クルム伊達公子さんは「玄米食」

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第20回

クルム伊達公子さんの活躍が話題になっています。

プロのテニスプレイヤーを引退したのが12年前。
12年ぶりの復帰、12年のブランクにも関わらず
公式戦でいきなりシングル準優勝。
ダブルスで優勝という離れ技の大活躍。

クルム伊達公子さんは、ご自分のブログで
私自身の中ででは「復活・復帰」という感覚はない
とおっしゃっておられます。

あくまで「新しい出発・新たな挑戦」だそうです。

真剣勝負のテニスコートに立ち
今、世界を目指している日本人プレイヤーと戦うことが
今、自分のやるべきこと。

日本人プレイヤーにシゲキを与えるため
新しい出発・新たな挑戦を決意したと言います。

それにしても凄いですね。
現在37歳。

12年間のブランクを感じさせない身体能力には
驚きます。

食べ物で「身体能力」云々は言えませんが
身体機能は食べ物で高まります。

炎天下のコートで何試合も試合をして
それでもバテないのは食生活にあります。

クルム伊達公子さんの食生活の中心は「玄米食」です。
玄米食でしっかり
カラダづくりをされておられます。

たくさんのアスリートが玄米を常用しています。
パワーがつくカラダづくりに適しているからです。

玄米は精米した白米と比べると
ビタミンやミネラルが圧倒的に多いのです。

胚芽とヌカの部分に
栄養がたっぷり含まれているのに
精米で捨ててしまっているのはモッタイナイ話です。

玄米にはたくさんいいところがあります。

・血液をキレイにして血行をよくする。
・カラダをあたため、内臓を強くする。
・貧血に効果がある。
・ヒフの新陳代謝を活発にする。
・脳の老化を防ぐ。
・体質改善に最適などなど。

玄米がいいとわかっていても
玄米を炊くのが大変とおっしゃるかたも多いようですが
圧力鍋を使えば短時間でおいしく炊くことが出来ます。

簡単に炊く方法は
玄米を1時間半くらい水に浸します。
時間が経ったら玄米をザルにあげて
30分くらい水切りし、
圧力鍋の使用手順によって炊いてください。

玄米「1」に対して水「1.2倍〜1.5倍」が基本で、
自然塩を少々入れて炊くと味がよくなります。

ただし、圧力鍋以外で炊く場合は
玄米を5時間以上、水に浸すのが基本です。

玄米食は理想の完全栄養食。

食事療法では「玄米食」をよくすすめていますが
元気な人にも「玄米食」はおすすめです。

注意点は玄米はよく噛んで食べることです。
精米した白米と同じように食べると
胃腸に負担がかかることになります。

玄米は消化が悪いという声をききますが、
それは、よく噛んでいないからです。

お口のなかで50回以上は噛んでください。

よく噛むことで唾液が十分に出て
唾液の中に含まれているアミラーゼが混ざって  
食べ物を消化します。

それに噛むことで脳がイキイキします。

クルム伊達公子さんの身体能力は
玄米をよく噛んで食べているからかも知れませんね。

そのクルム伊達公子さんは
6月10日からの
「東京有明国際女子オープン2008」に
出場されます。

ここでも玄米パワーを見せてくれることでしょう。
クルム伊達公子さんのご活躍を祈ります。

なお、消化機能が弱っている方や胃腸の弱い方は
玄米がゆをどうぞ。

玄米…1カップ
自然塩…少々
水…6カップ

圧力鍋に入れてフタとオモリをし強火にかけて炊きます。
鍋が沸騰したら弱火にして30分炊いてください。
30分くらい経ったら火を止め
15分くらいむらすと
おいしい「玄米がゆ」が出来上がります。
    
では、また来週。

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2008年05月21日

熱に大根湯。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第19回

風邪やインフルエンザでもないのに
微熱があってカラダがだるい…という電話。

熱だけなら解熱薬を飲むか、冷やせばいいのですが、
それでは根本治療になりません。

原因はなんなのか、見極める必要があります。

風邪やインフルエンザのように
急に高熱が出るのは細菌やウイルスによる感染が原因。
カラダが熱を発してバイ菌と闘っているのです。
  
過労、食べ過ぎでも熱が出ます。
血液の酸化による臓器の炎症でも熱がでます。
  
いずれにせよ熱は体調不良のサイン。
カラダがSOSを発しているわけです。
 
血液の循環をよくして
体内の酵素をイキイキさせる必要があります。

熱がでたら台所のクスリである
「大根とショウガ」の力を借りて治してください。

体内の熱を分解するために大根。
血液の循環を促し、発汗を助けるにはショウガが有効です。

大根おろし…大さじ山盛り3杯
ショウガおろし汁…小さじ1杯
しょうゆ…大さじ1杯を器に入れて
熱い番茶…200ccを注いで飲んでください。

2〜3回も続ければ熱はとれます。

風邪やインフルエンザのように高熱が出た場合

大根おろし…大さじ山盛り3杯
ショウガおろし汁…小さじ1杯
しょうゆ…大さじ1杯を器に入れて
熱い番茶…400ccを注いで飲んで
頭から布団をかぶって汗を出してください。

高熱の場合も2〜3回も続ければ熱はひきます。

腹痛や下痢を伴う場合は
食中毒、食あたりが考えられますので、
お医者さんに診断してもらいましょう。

子ども、幼児の高熱は危険が伴います。
緊急の手当てとして「豆腐」をつぶし
小麦粉で水がたれるのを防いで
頭にのせてあげてください。

豆腐は解熱に力を発揮する食材です。

すぐに食べることがなくても
子ども、幼児のいるご家庭は
つねに「豆腐」を冷蔵庫に入れておいて
緊急の場合にそなえてください。
         
では、また来週。

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2008年05月14日

腎臓病の食事療法。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第18回

腎炎の方から相談がありました。

腎臓病の中でもっとも多い病気です。
急性腎炎と慢性腎炎がありますが、
相談に来られた方は「慢性腎炎」です。

慢性腎炎は基本的には体質の問題です。
食事療法で体質改善をすすめています。

検査で尿に蛋白がおりているのが見つかり、
腎臓病と診断されたようです。

病院に3ヵ月ばかり通っているそうですが、
改善の兆しが見えないということです。

腎臓病で効果のある食事療法は
自然医学で有名な森下敬一医学博士も
すすめておられますが、
主食は「雑穀玄米ごはん」です。

おかずはゴボウのきんぴら、
薄あげと千切り大根の煮物、
それに、わかめのみそ汁を
毎日のように食べるようにしてください。

おかずは極力「野菜と海藻」を使った料理を心がけます。
  
塩には、とくに心を配ってください。
決して精製塩を使ってはいけません。
精製塩は病気を悪化させます。

食品添加物を含んだものは取らないよう
気をつけてください。

肉類は食べないでください。
また、カラダを冷やす生野菜や果物も控えてください。

主食の「雑穀玄米ごはん」ですが
玄米…6  小豆…2  
ここにハトムギ、黒豆、あわなどの雑穀を加えて
つくってください。

利尿作用が働き、腎臓病の改善に役立ちます。

わかめのみそ汁を毎食いただくのも大変でしょうから
汁ものを2品紹介します。

・キノコのみそ汁
 干ししいたけ…1枚
 きくらげ…5グラム
 麦みそ…15グラム
 豆みそ…15グラム
 自然塩…少々

干ししいたけは水2カップに浸してもどし
石づきをきりおとして千切りにします。

きくらげは湯でもどし
食べやすい大きさに切ってください。

干ししいたけのつけ汁に千切りにした
しいたけときくらげを煮てください。
煮たら2種類の味噌を溶きいれ
召し上がってください。

・ナメコの赤だし
 ナメコ…100グラム
 豆腐…3分の1丁
 みつば…少々
 だし汁…2カップ
 みそ(赤だし)…40グラム
 しょうゆ…少々

ナメコのヌメリを落とさないように
サッと水洗いして使います。

豆腐はさいの目に切ります。 
みつばは3センチくらいの長さに切っておきます。

昆布でだしをとります。
だし汁にみそを入れて煮立たせ、
しょうゆを加えます。

ここでナメコと豆腐を入れて
20秒くらいで火を止め、みつばを散らして
召し上がってください。

腎臓病の食生活は「雑穀玄米ごはん」と心得て
実行すれば体質が改善され、治ります。
根気よく続けてください。

ちなみに腎臓病は、かなり進行しない限り
自覚症状がありません。

早期に気づけば治療法が進歩していますので、
進行することはなく、
透析を受けるような事態にはなりません。

いま、国民500人に1人が
透析を受けているそうです。

日常の食生活に「雑穀玄米ごはん」を加えて
腎臓病を予防してください。
        
では、また来週。

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2008年05月07日

続・アルコール依存症について。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第17回
 
アルコール依存症で入院している彼から
携帯にメールがありました。

「実は私自身、心の毒が抜けていない自覚があって…」と
もがいている現状を伝えています。

心の毒とは…?
心の毒がない状態とは…?

「このようなことが、わからないのが本音です」
恥ずかしい話ですが、
「これらのことを具体的に教えていただきたい」と
言ってきています。

毎日のように病院の精神科医の話を聞き、
カウンセリングを受けているようです。

しかし、アルコール依存症に至る
「心の闇」にまで
いまのところ踏み込んでいないようです。

入院してから20日。
軽いアルコール依存症なら
そろそろアルコールが抜け、
アルコールがなくても過ごせるところまで
来ていることでしょう。

彼の場合、軽症でしたから、
ひょっとしたら山は越えたかも知れません。

病院のなかの、
決められた範囲内は自由に行動してもよいと
許可が出たようです。

仏教の本を買い求めてきて読んでいる、
とメールにありました。

入院の彼を訪ねた者の話によりますと、
彼は、自分にとって都合の悪い話になると
激しく反応し
あたりかまわず声を荒げるそうです。

心の毒はたまったまま。
心の毒がカラダ中にたまったままであることを
証明しています。

アルコールの毒が仮に抜けていたとしても
心の毒はカラダのなかに居座ったままです。

この状態で社会復帰は到底出来ません。
繰り返しになるだけです。

まわりの好意で
特殊な病院に入れてもらって
療養させてもらっているという自覚がないのです。

まわりの好意に感謝の気持ちが
まったくないのです。

あとで、そのことを
本人も気づいてメールを寄こしたのかも知れません。

心の毒を拭い去るために
いろいろな本を読んで勉強しているようですが、
勉強したからといって心の毒が抜けるわけがありません。

心の毒のことが、いくらわかっても
「毒」が抜けるわけではないのです。

彼がもっている「心の毒」は
幼少のころから現在までの間にため込んだ
「生き方」に問題があるからです。

日常生活、とりわけ生き方を正さなければ
心の毒は抜けないのです。

相手の立場を考えず自分の立場を
つねに満足させようとするから、
毒がたまるのです。

自分の思いのままにならないからといって
相手が自分に逆らっていると思うから
毒がたまるのです。

自分が賢くて
相手が愚かだと思うから相手を見下し差別して
毒がたまるのです。

たとえ「毒がたまっていく」原因がわかっても
どうにもなりません。

毒を貯めないための「実践」をしなければなりません。
実践が伴わなければ、決して毒はカラダから抜けないのです。

たまった毒を消し去るには
日常生活で生き方を変える必要があるのです。

頭で毒のことがわかっただけでは
どうにもならないのです。

アルコール依存症の彼は
病院を出たら「修行したい」と言います。

そう言えば毒をため込んでいた
鬱(うつ)症の人も修行したいと言っていました。

思い出した話があります。

瀬戸内寂聴さんの本で
「仏教への誘い」の中にお釈迦様の話があります。

お釈迦様は、弟子の不満に対して、
答えられているくだりです。

ここに人がいて、毒矢に射られたとしよう。
そのとき、人々は医者を迎えるだろう。

ところが怪我人は、
この毒矢を射た者は誰か、
またこの弓はどんな弓なのか、
矢はどいう種類の矢で、
先端はどんなカタチをしているのか、
それらのことがわからないうちは
この矢は抜けぬ、
といったらどうなるか、

毒がまわって死んでしまう。

もし、人が私のところに来て
自分の疑問について
私から説明と答えが得られない間は  
私のもとで修行しないと言ったら
どういうことになるか、

その人は毒矢に射られた人間と同様
ついに修行する機会を得ぬまま
命を終えることになる。

このような話だったと思います。
  
毒のことがわかっても
毒を抜くための実践をしなければ毒は抜けないのです。

教えは実践しないと
なんにもならないのです。

勉強ばかりして、豊富な知識を得ても
肝心の実践をまったくしなければ
毒は抜けないのです。

彼から、いろんな問いかけがあります。

答えないのは答えを教えても
なんの役にも立たないからです。

鬱(うつ)症の人も
実践もせず逃げ出しました。

死ぬまで永遠に苦しみ続けることでしょう。
哀れです。

アルコール依存症の彼には
逃げ出さないで「実践」を積んで欲しいと
願っています。

またまた長々と記しました。
食べて治すすべを私は知りません。

アルコール依存症の人たちは
生き方を変えねばどうにもならないのです。

毒をため込んでいる人たちは
生き方を変えねばならないのです。

でも、食べて、
毒を少しだけ取り除く方法はあります。

それは「ごま塩番茶」を飲むことです。

湯のみ茶碗に、ごま塩大さじ1を入れ
三年番茶を注いで飲むことです。

ごま塩のつくり方は
黒ごま8に、自然塩2の割合で、
ごまと塩も根気よくすり鉢で細かく細かくすり、
すったら、ごまと塩をよく混ぜあわせつくります。

ごま塩番茶は血液を浄化してくれます。
気持ちを明るくしてくれます。

気持ちが明るくなったら
生き方を変える努力をしてください。
毒をためない生き方を実践してください。

アルコール依存症にならない
いちばんいい方法です。
    
では、また来週。

ratenkai at 10:40  この記事をクリップ!

2008年04月30日

百日咳が流行。

「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第16回

百日咳が流行しているようです。
 
福井県、千葉県、広島県では過去10年の同時期と比べ
もっとも高い水準で流行していると言います。

成人では軽症で済みますが、子どもの場合、大変です。
風邪のような症状のあと、けいれん性の咳の発作が続き
顔がハレぼったくなるのが特徴です。

乳幼児の場合、肺炎を併発する可能性があります。

子ども(幼児期から学童期)が、
もし、しっこい咳をしているようなら
すぐに病院に連れて行ってください。

百日咳は感染症ですので、
食べて治すのは簡単ではありません。

しかし、咳の出始めの百日咳なら次の「煎じ汁」が
おすすめです。

百日咳に効果があるのは「ニンジンの煎じ汁」
あるいは「キンカンの葉の煎じ汁」です。

「ニンジンの煎じ汁」は…

ニンジン…1本
ナツメ…10個
水…500cc

鍋で水分が半分の量になるまで煎じてください。

煎じたら「ニンジンの煎じ汁」にハチミツを加えて
飲ませてください。

「キンカンの葉の煎じ汁」は…

キンカンの葉…5枚
玄米…ひとつまみ
水…500cc
レンコンのおろし汁…小さじ1

フライパンで玄米をキツネ色になるまで炒ります。
炒ったら鍋にキンカンの葉と水を入れて煎じます。

水分が半分以下の量になるまで煎じてください。

煎じたら上澄みをコップに注ぎ
レンコンのおろし汁とハチミツを加えて
一日2〜3回飲ませてください。

「レンコン汁」も効果があります。

レンコンおろし汁…小さじ1
大根おろし汁…小さじ1
白湯…大さじ4
しょうゆ…少々

レンコンは皮をむかずにおろします。
大根も皮をむかずにおろしてください。

レンコン、大根のおろし汁に
しょうゆを加え
白湯を注いで飲ませてください。

梨の季節なら
梨1個をすりおろした絞り汁にし
ショウガのおろし汁を小さじ2を入れ
ハチミツを加えて飲ませると呼吸がラクになります。

百日咳は幼児期から学童期にかけて
よく発症します。
激しい咳、夜間の咳に気づいたら
ぜひお試しください。

いずれも民間療法として知られている
食事療法です。

では、また来週。

ratenkai at 10:53  この記事をクリップ!
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<羅天海>
    病気のほとんどは
    食べものが影響します。
    食べものが影響する病気は
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    病気に負けない食べものの
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