2012年05月16日
食事療法について。
食べて元気。食べて治す。
この食事療法を書き始めて今回で201回になります。
われながら、よくも書いたものだと驚いています。
たくさんの情報をもとに
読者に「わかりやすく伝える」ことを基本に書いただけで、
内容は、すべて先人の知恵の受け売りです。
もちろん、それなりの勉強をしましたが
先人の知恵には及びもつきません。
世の中には、食事療法で実績をあげておられる方が
大勢いらっしゃいます。
よく知られているのが、桜沢如一さん(故人)。
勉強させていただいたのが大森英桜さん。
玄米、菜食の食事療法を指導する森下敬一さん。
他に、こちらが勝手に心酔した指導者もおられます。
桜沢如一さんについては
いまも後継者が「マクロビオティック」として
「無双原理」「陰陽」「宇宙の真理」を取り入れて
食事療法を広めておられます。
「マクロビオティック」を理解し実践すれば、
本当に自分が食べるべきものがわかるようになり
絶対にコンビニの添加物まみれの食べ物や、
季節感もない熱帯の果物などは欲しくなくなります。
そして自然な本能であるがままの食事をするようになり、
健康で生き生きとした人生を生きれるのです。
「マクロビオティック」の主旨を述べておられます。
大森英桜さんも「マクロビオティック」の流れを汲む
お一人で、なかでも「陰陽の力」に着目して
医師から見放された人々の力になっておられます。
いまも、お元気で活躍されているかどうかは
定かではありません。
森下敬一さんはクリニックの院長さん。
食べものの質が血液の質をつくるという
「浄血理論」に基づいた玄米、菜食の食事療法です。
こういった素晴らしい方々から、いろいろ学びました。
しかし、これは「おかしい」というところも多分にあって、
腑に落ちない部分は、
筆者自身が研究、調査、実践を重ねて
一つの答えを導き出し、
そして、この「メルマガ」に書いて
みなさんにごらんいただいています。
ただし、筆者の答えが「唯一の答え」とは思っていません。
それは「答えは一つではない」と思っているからです。
ある病気でAという人に効く食事療法も
Bという人には効かない場合もあります。
ダイエットの食事療法でも
自分に合わなければ効果は期待できません。
なにが自分に合うかわからないから
マスメディアに紹介されたダイエット法に
とりあえず飛びつくのです。
実際、人それぞれ体格も体質も、体調も
日常生活も精神状況も違うわけですから
万人に効くような食事療法などありません。
サプリメントもクスリも
万人に効くものはありません。
みんなに等しく「効く」ものはないのが実体です。
「病は口から入り、災いは口から出る」
「口は病のもと、口は災いのもと」という諺があります。
口で食べて生じた病は、口で食べて治す、
これが「食事療法」の基本です。
最近「にんじんジュース健康法」など
たくさんの本を出して、
講演にも引っ張りだこの超売れっ子の
石原結實さん(医学博士)は内科医でクリニックの院長さん。
断食道場で指導もしておられます。
食べ物と自分の体質の「陰陽」を知ると
いいことがいっぱいと
「食べ物・健康事典」に書いておられるところをみると
この方も桜沢如一さん、大森英桜さんの
影響を相当受けられているようです。
食事療法については
実にたくさんの本が出ています。
どれも参考になるでしょうが
そこに書いてあることが「万人に効く」わけでは
ありませんので、そのつもりでお読みになることです。
本になっているくらいだから「正しい」と
決して思わないことです。
あくまで参考にする程度でいいでしょう。
もちろん、効くものもあります。
効かないものもあります。
すべて、ご自分に合うか、合わないかです。
ただ、クスリと違って食べるものですから
体に「害」があるわけではありませんので
試してみることでしょうね。
「肉を食べると早死にする」という本があります。
しかし、65歳を過ぎれば
「肉を食べるべき」というのが筆者の持論です。
「塩分」は体によくない言いますが
塩分不足のほうが体にわるいと筆者は主張します。
精製塩は化学物質ですからダメですが
自然塩ならミネラルいっぱいで普通に摂っても大丈夫。
むしろ自然塩を摂らないほうが病気になります。
塩さえあれば人間は生きられる
というのは昔々からの先人の実体験。
塩を摂らないと人は生きていけません。
筆者は現在、77歳と5ヵ月、男性。
身長162センチ。体重60キロ
血圧は平均、上128、下74。
体温36.4度
睡眠時間6時間弱、毎朝便通あり。
現役で365日、休まず仕事をしています。
大好きな「牛肉」を毎日のように食べています。
しょうゆ好きで漬物にたっぷりかけてます。
塩分云々は気にしません。
ただ、味は「薄味」を好みます。
つまり食生活は、
食べたいものを食べるようにしています。
ただ自分に課していることは「少食」
食べ過ぎないことだけです。
大病を患った以前も以後も
健康診断など受けたことはありません。
食事で病気にかからない
体づくりをめざしているからです。
花粉症で目から涙、鼻から鼻水
くしゃみが止まらない
そんな状況でもクスリは一切使用しません。
涙も鼻水も、不必要な毒が人体から出ているだけ、
と思い食事療法で症状をやわらげています。
今回、201回目に際して
筆者の食べて治す食事療法の考えの一端を
披露させていただきました。
これからは、病気をつくらないための食事療法や
食の大切さを、
このメルマガで伝えていきたいと思っています。
筆者は医師ではありません。
医療に携わっている者でもありません。
それでも、たくさんの方に食箋を与えて
台所にある食べるもので
食事療法を指導しています。
今後もご愛読よろしくお願いいたします。
では、また…。
2012年04月25日
熱中症の食事療法。
大阪で小学6年の児童10人(男子4人、女子6人)が
運動場で体力テストを受けていた途中
気分が悪くなって救急車で病院に運ばれたという
ニュースがありました。
大阪はこの日、午前中から気温が急上昇し、
昼過ぎには24度を超える暑さでした。
病院に運ばれた児童は「熱中症」という診断。
それにしても4月に「熱中症」とは…
通常、真夏の直射日光を浴びすぎたり、
高熱の環境で長時間作業したときに起こるのが熱中症です。
児童たちの体は急な気温変化と
体力テストで上昇した体温に
体がついていかず
体に熱がこもってしまったのかも知れませんね。
一般的に熱中症にかかりやすい原因として
・前日より急に温度があがった場合
・湿気が多い場合
・室内作業をしている人が、急に外に出て作業した場合
などがあげられます。
統計的にかかりやすい時間帯は、
午前中では10時頃、
午後では13時から14時頃に発症件数が多いと言います。
いずれにせよ、熱中症の場合
なるべく早く体温を下げ、
脱水症状を緩和することが先決です。
立夏を過ぎると暦のうえでは夏です。
熱中症にかからないためには
急な温度変化に対応できるよう
体温調整機能を高める必要があります。
熱中症対策の食事療法としては…
しょうゆ番茶
塩番茶を常用することです。
しょうゆには、ほどよい塩気と
胃腸の働きを整える酵素が含まれています。
湯のみに、しょうゆ大さじ1を入れ
熱々の番茶を注いで飲みます。
塩番茶は番茶に塩少々加えて沸騰させ
冷ましてから飲みます。
番茶はできるだけ「三年番茶」を使用してください。
三年番茶は3年以上育てたお茶の茎と葉を
まきの火でじっくり釜炒りしてから
茎6、葉4の割合で混ぜたものを言います。
普通の番茶よりまろやかな甘味があります。
梅しょう番茶も常用することをおすすめします。
梅干しとしょうゆ、ショウガが
番茶の有効成分と相まって
体温調整をスムーズに行います。
これからの季節
暑い日もあれば、花冷えの日もあり、
気温の変化が大きくなります。
体温調整がうまく働くことが出来ないと
体が弱ります。くれぐれもご用心の程を。
では、また…。
2012年04月18日
民間療法。
河谷彰子さんという管理栄養士が
「女子アスリート必見!
生理が無いと大変なことになりますよ」
というレポートを発表。
タイトルに興味があったので読んでみました。
それによると、
体脂肪率が低いことで
高いパフォーマンスが発揮できると考えているアスリートに
無月経だったり、生理不順などの月経異常が多いのでは?
体重や体脂肪を落とそうとして、
生理が止まっているというアスリートがいるのでは?
という疑問を投げかけています。
生理が来なくてラクだと思っているのは
とんでもない間違いです、と言っているのは
まさに、その通りです。
無月経は「骨」をもろくします。
実際、閉経後の女性の健康問題として、
「骨粗鬆症」があることは、どなたも存知のはず。
無月経というのは閉経後の女性と同じ状態なのです。
専門的に言うと
骨塩量の保持に不可欠なエストロゲンの分泌が減少。
そのため、骨の密度が低くなり、
スカスカになってしまう現象を「骨粗鬆症」と言います。
骨塩量というのは骨の中に含まれるミネラル分
大部分はカルシウムとリンです。
前述しましたように
無月経のアスリートは、
閉経を迎えている方とホルモンの分泌状態が同じという
可能性があります。
年齢に関わらず中高年の方々と同じようなことが
若いアスリートの体内で起こっていると考えられます。
つまり、若いアスリートが
骨粗鬆症へ向かっているということになります。
ホルモンの影響で
カルシウムが骨からどんどん抜けていくため、
たとえカルシウムを多く摂っても、
骨の密度を上げることはできないという
恐ろしい研究結果もあります。
無月経を経験したことのある選手は、
月経が回復しても
骨密度の十分な回復は得られないという報告もあります。
無月経のアスリートは、
疲労骨折が起こる可能性が
非常に高いという結果にもなります。
女性は20歳前後が骨密度のピーク。
骨形成が特に大事な中学や高校の時期に
無月経を経験するということは、とても深刻な問題です。
長期間、無月経だと
身体が排卵のリズムをとることができなくなります。
心当たりがある方は、
食事とトレーニングを見直しましょうと
河谷彰子さんは呼びかけています。
勝てるアスリートを目指すには、
カロリー制限によって体脂肪を低くすることは大切ですが、
無月経では弊害があります。
体脂肪率は一般的には17%を下回ると
月経異常が起こる確率が上がると言われています。
自分にとっての
適正な体脂肪率を維持するように努めることが大切。
それには、食事量を増やす、
トレーニング量や内容を見直す、
もしくは両面から見直すようにしましょうと
栄養士の河谷さんの弁。
しかし、肝心の食事についての記載がありません。
トップアスリートは、この辺りにも気を遣って、
食事をコントロールしていると言っているだけで
食事の内容は記載されていません。
そこで、ここでは無月経の人の食事療法を記してみます。
先人の言葉を借りると
「三度の食事をきちんと摂ること」で無月経が治ると言います。
「穀類」が主食(主に玄米食、雑穀入りご飯)で、
副食は、野菜、肉、魚、海藻類、豆類を毎食ごとに
いろいろ代えて食べるようにすることです。
まんべんなく食べることが大事。
生命力あふれる「旬の食べもの」を食べることが
重要と言っています。
無月経は、ホルモンの分泌がうまくいっていないのが原因です。
つまり、鉄分など体に必要な栄養素が足りていないのが
原因の場合が多いようです。
鉄分が多い食品として知られているのは「レバー」です。
豚レバー、鶏レバーはタンパク質も多く含まれています。
鉄分が圧倒的に多いのは「青のり(乾燥)」です。
ひじき(乾燥)、きくらげ(乾燥)、あさりのつくだ煮、
煮干し、干しえび、抹茶(粉末)も鉄分の多い食品です。
野菜ではパセリです。
パセリには鉄分だけでなくビタミンも多く含まれています。
黒豆は良質のタンパク質とビタミンが豊富な食べもので
月経不順によいと言われています。
また、黒豆は女性ホルモンを整えるのに効果があると言います。
セリは月経不順の特効薬と言われています。
ナツメ、プルーンもおすすめです。
いずれにせよ、ホルモンの分泌がうまくいかないのが
無月経の原因ですから
薬物療法ではなく、常日頃の食事中心で改善することです。
無月経の方は、栄養の重要性に気をつけて
食事する必要があります。
では、また…。
2012年04月11日
悪酔いのための民間療法。
サクラ真っ盛り。
酒に「のまれる」花見客が続出しているようです。
東京では桜の開花宣言から8日までに
急性アルコール中毒で
109人が救急車に運ばれたというニュースがありました。
新入社員の歓迎会シーズンと重なったからでしょうね。
関係者は「飲み過ぎに注意し、一気飲みはしないこと」と
呼びかけています。
東京消防庁によると、
搬送された109人のうち
10代も10人含まれていると言います。
強制飲酒などで死亡した学生の保護者らでつくる
イッキ飲み防止連絡協議会によると、
学生だけでもこの10年で
20人の犠牲者が出たと言います。
関係者は節度ある飲酒を心がけるよう
呼びかけています。注意点は…
・自分の適量を知り、その日の体調にも注意する。
・短時間に多量の飲酒(一気飲み)はしない。
・お酒が飲めない体質の人は、周囲の人に伝えておく。
・飲酒の無理強いはしない。
・ 酔った人を一人にしない。
・吐いた物が喉につまらないように注意する。
急性アルコール中毒になる飲酒量は
個人の体質や体調にもよりますが、
まずは、自分の適量を知ることが大事です。
さて、救急車で運ばれる状態になった場合は
どうしようもありませんが
家に帰って酔いをさます方法はあります。
よく知られているのが
酔いざましに最適な果物「柿」を食べることです、が
いまの季節には、ちょっと無理でしょうね。
レンコンと梨のジュースも効きます。
これも梨があればの話ですが。
どこのご家庭にもある特効薬は
「大根おろし」です。
大根のしぼり汁にハチミツを加えて飲めば
酔いがさめます。
大根おろしを、そのまま召し上がっても効果があります。
お茶もおすすめです。
お茶にはアルコールを解毒する働きがあります。
お茶の葉10グラムを
カップ3杯の水で半分の量になるまで煎じて
飲んでください。
飲みすぎに効果があります。
ショウガのしぼり汁に
お酢を少々加えて飲んでください。
民間では「酢ショウガ湯」が効くと言っています。
葛湯も酔い止めに効きます。
サクラの花を塩漬けにしたものに
お湯を注いで飲むと悪酔いしないと言います。
冷凍シジミ汁は肝臓の働きを助けるので
アルコールの取りすぎに効きます。
シジミは砂ヌキをして保冷用のバッグに入れて
冷凍します。冷凍することで効果が高まるからです。
冷凍したら
冷凍シジミを鍋に入れ水カップ1をいれて沸騰させます。
シジミの口が開いたら2〜3分煮て火を止め
好みで味噌を入れて飲んでください。
酔いがさめます。
そのほか梅干し、しその葉が手じかにあれば
口に含んでください。
悪酔い防止になります。
くれぐれも酒にのまれないように。
また「一気飲み」はしないでくださいね。
では、また…。
2012年04月04日
肥満の食事療法。
「食べて元気。食べて治す。ー実践・食事療法ー」第197回
報道によりますと…
ごはんやパンなどの炭水化物を食べたとき、
血液中で増えたブドウ糖とインスリンが
脳に満腹感をもたらす、
その仕組みの一部が解明されたとあります。
自治医科大の矢田俊彦教授(生理学)と
モンゴル人の同大学院生ダラムバザー・ガンツルガさんらが
米科学誌の電子版で発表しています。
この仕組みの解明で
今後、タンパク質のアミノ酸や脂質が
満腹感にどう影響するかや、
食事を取るタイミングによる満腹感の違いも
明らかになるかも知れないと言っています。
過食などの摂食障害や
糖尿病の原因になる肥満をより効果的に治療できるようです。
食欲中枢である脳の視床下部の「室傍核」では、
食事を取ると
「ネスファチン」と呼ばれるタンパク質が増えて
満腹感が生じることは広く知られています。
しかし、具体的な仕組みは不明でした。
矢田教授らはマウスの室傍核から
脳神経細胞を取り出し、
ネスファチンを持つ細胞を特定、
高濃度のブドウ糖とインスリンに反応して活性化することを
発見したようです。
医学の進歩で、
いずれは肥満も解消される、
そんな時代が来るかも知れませんね。
さて、肥満解消の食事療法は
昔、昔から先人の知恵としてありました。
効く、効かないは
人によって違いますが、
化学薬品と違い「食べもの」による療法ですから
毒になることはありません。
いままでに数多くのダイエット法を見てきました。
バナナダイエット、キャベツダイエット、杜仲茶ダイエット
こんにゃくダイエット、寒天ダイエット
おからダイエット、豆乳ダイエット、もやしダイエット
卵ダイエット、わかめダイエット、玉ねぎダイエット
サツマイモダイエット、玄米ダイエットなどなど
枚挙にいとまがありません。
実行して、みごと肥満解消に成功した人
成功しなかった人、さまざまです。
いずれの肥満解消法も
カロリーを抑えることが主なようですね。
「豆腐」ダイエットはカロリーが低く、
しかも栄養価が高いとあって、
いまも実行者が多いようです。
しいたけやエリンギのようなきのこ類も
カロリーを低く抑えることのできる食材として
人気があります。
過食症で肥満になった人は
にんじんジュース、りんごジュース、
みかんジュースなどで十分な水分をとり
排尿や代謝を促すことです。
民間療法では「あずきのゆで汁」が
効果があると評判です。
どなたにでも効果があるのは
「穀物菜食」です。
穀物菜食をすると
自然に適正体重に落ち着きます。
内臓肥満の人は
しいたけスープ、大根湯が効果があります。
脂肪を燃やすなら「みかんの皮茶」です。
無農薬のみかんの皮を天日干しにして
熱湯を注いで飲むだけです。
まいたけ酢も効果があります。
まいたけをよく洗って水気を切り
密閉容器に入れて
酢を注ぎ、1週間ほど冷蔵庫で寝かしてから
毎日、さかずき1杯を続けて飲みます。
飲みづらいようでしたら水で薄めてください。
便秘がちの肥満には「とうがん」です。
中国の古書に
「体がやせて軽く健やかになりたいものは
とうがんを長期にわたって食べるとよい。
もし、太る必要のある人はこれを食してはいけない。」
とあります。
経験から言うと
食事をぬくと太ります。
まとめ食いは太ります。
寝る前に食べると太ります。
早食いすると太ります。
ながら食をすると太ります。
お相撲さんは朝食ヌキ。
3食、食べると「太れない」と言います。
食事をぬくと太る、いい例です。
では、また…。
2012年03月28日
片頭痛の食事療法。
よく聞く症状です。
片頭痛の原因は
まだハッキリしていないと医師は言います。
ただ、頭の血管が過度に拡張し
その周囲に炎症が起きていることが分かっているようです。
血管の拡張と炎症には
頭の血管の周りを走っている三叉神経が
深く関与している事も知られています。
ストレスなどが原因になって
三叉神経の末端から血管を拡張する物質が放出され、
血管の拡張・炎症が生じて頭痛発作を引き起こす説が
有力視されていると厚生労働省。
NHKの「ためしてガッテン」では
片頭痛を起こしている人の脳の血流を調べると、
痛みが起きている部分の血液量が増えていると言っています。
そして、その時の血液には、
「セロトニン」という物質が大量に含まれていると言います。
セロトニンは、傷口から出る血液を凝固させる物質。
これが何らかの原因で血管に紛れ込むと
血管を収縮させた後、
必要以上に膨張させてしまうため、
神経が引っ張られて痛むのだと言っています。
片頭痛のメカニズムには
三叉神経が関係しているようです。
何らかの刺激で、
セロトニンが異常に放出されると、
脳の血管が収縮します。
次に、血管が急激に拡張し、
血管を取り巻く三叉神経が圧迫されて
片頭痛を引き起こします。
片頭痛が脈を打つのと同じリズムで
「ズキズキ」と痛むのは、
送られてくる血液で血管がさらに太くなるから。
女性ホルモンの変動や疲労なども、
セロトニンの異常放出の引き金になるとも言っています。
むつかしいことは、ともかくとして
ズキンズキンと痛む「片頭痛」は実に困ったもの。
食事療法では片頭痛や慢性頭痛は
脳の各部位と連動している各臓器の不調が
犯人という考え方をしています。
たとえば
側頭部は肝臓と連動していています。
後頭部の鈍い痛みは腎臓と連動しています。
したがって
頭頂部が痛いむときは「大根湯」
側頭部が痛むときは「大根湯」と「しいたけスープ」
後頭部が痛むときは「しいたけスープ」
眉間からこめかみが痛むときは「梅しょう番茶」
というように考えて食事療法をします。
いずれの頭痛にも効くというのはむつかしいようです。
しかし、「大根湯」と「しいたけスープ」
それに「梅しょう番茶」は
間違いなく頭痛に効果があるようです。
「大根湯」は大根おろし…大さじ山盛り3杯
ショウガおろし…少々
しょうゆ…大さじ1杯
熱い番茶…300cc
混ぜ合わせて熱々を飲むと効きます。
「しいたけスープ」は水…3カップに
干ししいたけ…5個を入れて
水分が半量になるまで煮つめ
しょうゆ少々たらして、これも熱々を飲みます。
「梅しょう番茶」は梅干し1個をよくつぶし
しょうゆ、ショウガ汁を少々入れ、
3年番茶を注いで飲みます。
民間療法としてよく知られているのが
「梅干しの黒焼き汁」です。
フライパンで梅干しが真っ黒になるまで焼いて
湯のみ茶碗に入れ
ハチミツを加え熱湯を注ぐだけのもの。
熱々を、上澄みだけ飲めば頭痛は治まります。
ハチミツとショウガを
お湯で割って飲む療法もあります。
食事療法はクスリと違って
体に悪い影響を与えませんので
安心してお試しください。
では、また…。
2012年03月21日
めまいの食事療法。
めまいして立っていられなくなった…
日本女子サッカーのエース、澤選手の言葉。
突然襲ってくる激しいめまい、
時間は30秒から1分間と短いようです。
1日に何度も襲ってくる、と言います。
原因はストレスと疲れ、と専門医の診断。
病名は俗にいう「めまい症」。
正式名称は良性発作性頭位めまい症というそうです。
めまい症というとメニエール病が思い浮かびます。
しかし、澤選手のめまいは
良性発作性頭位めまい症で、
メニエール病とは違います。
よく間違われるそうですが
あまり重大な病気ではなく、
どちらも生命には関係しないということです。
メニエール病との違いは、
難聴や耳鳴りを伴わない「めまい」です。
頭を動かしたり、
ある方向に向けると回転性のめまいが起きます。
メニエール病は
頭の方向や位置は関係なく
めまいが起こるようですね。
耳石が三半規管の中に入り込んで
平衡感覚に狂いが生じ、
それによってめまいが起きると専門医。
聖マリアンヌ大学耳鼻咽喉科の肥塚泉教授によると
「三半規管の隣にある耳石器から耳石が離れ落ち、
三半規管の中に入り込んで
平衡感覚に狂いが生じてめまいが起きます。
耳石がはがれ落ちるのは、
頭を強打したときなどに起きやすい。
澤選手は試合でヘディングをしたり、
相手選手と衝突したりして、
それが原因ではないかと考えられます」と説明。
頭の強打以外にも、
骨密度が低下したり、
更年期を迎えた女性にも起きやすい病気で、
年齢・性別に関係なく誰にでも起きる病気のようです。
あまりにもめまいがひどいときには、
耳鼻科の診察を受けてください。
専門医なら、目の動きでめまい症か
他の病気かが判るそうです。
さて、「めまい」についての食事療法ですが、
よく知られているのが「黒豆の煮汁」です。
黒豆(50グラム)を軽く洗って、鍋に入れて、
5時間以上、水(1リットル)に浸します。
浸したら
火にかけ強火で沸騰させます。
沸騰したらふきこぼれない程度の弱火にし、
約30分煮てください。
煮あがったら
茶こしで、こしながら容器に移し
空腹時に、温めて飲みます。
1日、2〜3回に分けて飲めば効果てきめん。
「クチナシの煎じ汁」もめまいに効きます。
クチナシの実(10グラム)を適当に切って
300ミリリットルの水に入れ
弱火で煎じてください。
水の量が200ミリリットルくらいになるまで
煎じます。
煎じたものを朝、昼、晩と3回に分けて飲みます。
民間療法では「ナツメの煎じ汁」を飲み
「ぎんなん」を一緒に食すれば、
めまいは治ると言います。
ナツメは天日干しにし、それをよく煎じ、
ぎんなんは炒って、その実を煎じ汁と一緒に食べます。
ツユクサの煎じ汁、ツワブキの煎じ汁、
ウドの根の煎じ汁なども効果があるといわれています。
煎じるというのは
入れた水の量が半分以下になるまで煮ることをいいます。
いずれにせよ、めまいは不快な症状です。
まずは、安静にして、
栄養バランスのよい食事を摂ることです。
また、鉄分をしっかり摂って貧血を防ぐことです。
澤選手の一日も早い復帰と活躍を祈ります。
では、また…。
2012年03月14日
体力回復のための食事療法。
世界的指揮者の小澤征爾さん(76)が、
来年の2月末まで、
国内外で予定していた公演を
すべて降板すると発表しました。
残念ですね。
平成22年に食道がんの手術を受けられたあと
3回にわたって肺炎と診断されたのが原因です。
低下した体力の回復のため
指揮活動を中止して休養に専念するといいます。
したがって17日から全国4ヵ所で予定されていた
「小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト11」の
「蝶々夫人」は中止となります。
小澤さんは1月に水戸と東京で開かれた
水戸室内管弦楽団の公演で一部指揮をしていましたが、
その後、軽い肺炎で1週間入院されました。
食道がん手術後、
体力が十分に戻っていなかったようですね。
大きな公演後の肺炎が相次いでいるため、
じっくり体力と筋力の回復をはかることにしたと
おっしゃっています。
小澤さんは
大変つらい決断だった。また、皆さまの前で
指揮をさせていただくために、
この1年間は体力をつけるためのリハビリと
食事療法に励みたい。
と、コメントを出しておられます。
どのような食事療法をされるのか
正直、気になります。
食道がん手術後、十分な体力の回復がないまま
指揮を続けておられたのは
想像を絶するほどの体力の消耗であったと思われます。
体力回復にもっとも効果的な食事療法は
一般論からいえば、「穀物類」をしっかり食べることです。
ご存知のように穀物には
人間が必要とする栄養素、糖質や脂質や必須アミノ酸などが
理想的な割合で含まれています。
ミネラルバランスも体細胞のそれとほぼ同じ。
さらに脳の栄養素である良質のブドウ糖が
多く含まれています。
穀物に含まれる糖質の割合は70%弱。
人間が必要とする全栄養素の糖質の割合とほぼ同じです。
糖質は三大栄養素の中で
もっともエネルギーとして利用しやすく
即効性のある栄養素です。
また、糖質は脂肪の燃焼のためにも必要不可欠です。
脂肪は糖質なしには燃焼できません。
糖質は脂肪を燃焼し続けるための
「種火」の役目をします。
小澤さんは全神経を集中させて指揮をとられます。
過激な運動中に、もし糖質が尽きてくると、
脂肪の燃焼も止まり、体に大きな負担がかかります。
公演のあとに肺炎を患うのは
確かではありませんが
糖質と脂肪に関係があるのかも知れません。
穀物を精白せずに食べることが
十分な栄養をゆきわたらせる方法ではないのか
と思うわけです。
したがって、これからの療養は
穀物主体の食生活こそが
体力回復のもっともよい方法と言えます。
なかでも玄米は理想の完全栄養食です。
小澤さんのように
「食道がん」の手術をされたかたは
つねに、質のよい血液をふやす必要があります。
造血には未精白の穀物と味噌がいちばん。
みそ汁は、食事療法に欠かせない一汁。
みそには抗がん作用があります。
穀物のごはんに、
みそ汁、野菜、根菜、海藻、大豆類のおかず、
これこそが体力回復のための食生活の必須条件です。
世界的指揮者の小澤征爾さんが
一日も早く復帰されることを
心よりお祈りいたします。
では、また…
2012年03月07日
不眠の民間療法。
毎日新聞の余録から借りて記しますと
睡眠時間の少ない人は糖尿病になりやすいそうです。
旭川大などの調査では
1日の睡眠時間が5時間以下の人は
7時間超の人より5倍も糖尿病を発症する率が
高いといいます。
睡眠不足は万病のもと。
不眠は交感神経系の緊張をもたらし
血圧を上昇させ、
食欲を抑制する物質の分泌を抑えます。
睡眠不足は高血圧、高血糖、肥満など
生活習慣病の原因というわけです。
うつなどの精神疾患も生じやすくなります。
日本人はあまり眠らないようですね。
経済協力開発機構の調査では
日本人の1日平均睡眠時間は7時間50分。
フランス人の8時間50分より
1時間も少なく、しかも
日本人の睡眠時間が年々減っているといいます。
余禄ではこのあと
東日本大震災が起きてから
以前ほど眠れなくなったという声を聞く
と書いています。
3月18日は「世界睡眠の日」だそうです。
前後の計2週間は
各地で啓発イベントなどが行われるよう。
ふだんはあまり気にしない人も
ぐっすり眠れる幸せをかみしめようと
毎日新聞「余禄」は呼びかけています。
さて、ここからは
不眠症のための民間療法について書きます。
その前に不眠症って、どういうことをいうのでしょうか。
寝つきがわるい、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、
朝早く目が覚める、眠ろうとすればするほど眠れない、
こういった症状が続く場合を不眠症というのでしょうか。
神経症的な不眠は神経を鎮める必要があります。
就寝前にはコーヒー、紅茶、緑茶などは避けることです。
また、体を冷やす食べものを摂らないことです。
民間では「牛乳ドリンク」が不眠に効くと人気です。
・牛乳…カップ1
・黒砂糖…大さじ半分
・バター…大さじ1弱
・小麦粉…大さじ1弱
・ショウガ…少々
・ナツメグ…少々
始めにバターと小麦粉をよく練り合わせます。
次いで、牛乳を温めます。
沸騰させてはいけません。
温まったら黒砂糖を入れ、溶かします。
そこに、練り合わせたバターと小麦粉を
少しずつ加え、よくのばします。
沸騰の寸前に火を止め
ショウガのしぼり汁とナツメグを入れて出来上がり。
不眠に効くと評判の牛乳ドリンクです。
くるみが不眠に効くという説もあります。
どこかの国で、不眠症やノイローゼに効果があることが
証明されたという話です。
くるみ、黒ゴマ、桑の葉同量を
すり鉢に入れて、ドロドロになるまで
すって、1日2回程度食べると不眠症がなくなる
という話もあります。
タマネギのヌメリと香りが不眠に効きます。
タマネギには神経を安定させる作用があります。
寝つきのわるい人は夕食に生のタマネギを食べると
よく眠れます。
生のタマネギは、水にさらしてはいけません。
さらすと効果がなくなります。
三つ葉、カボチャ、ゆり根も不眠に効きます。
セロリも効きます。
セロリをすりおろしてハチミツを加え
熱湯を注いで寝る前に飲めば、よく眠れます。
レタスも効きます。
レタスの芯の部分に眠り成分が多く含まれていますので
芯の部分をジューサーにかけて
レモン、ハチミツを加えて飲むと眠れます。
このほか「しそ酒」は
神経が高ぶって眠れない人に効くといわれています。
「ニンニク酒」は全身の血行がよくなるので
眠りを誘う効果があるといいますが、ちょっと疑問。
しかし、アルコール分には
毛細血管を広げ、血液の循環をよくして
神経の緊張をときほぐす働きがあります。
したがって「酒」が不眠に効くというのは事実。
いずれにせよ、不眠は困りもの。
ぐっすり眠って快適な朝を迎えたいですね。
では、また…。
2012年02月29日
骨粗鬆症の食事療法。
先日、2階の階段から足を滑らせ、転落して、
ケガをしたことを書きました。
レントゲン撮影の結果
全身打撲、とくに腰のあたりの筋肉が圧迫、
2週間以上の安静が必要との診断でした。
正式な病名は「腰椎圧迫骨折」
筋肉の圧迫ではなく
腰椎圧迫骨折。
自己判断は半分間違っていて、
半分は正しかったようです。
あれから4週間
安静にしていたのは、わずか5日間。
痛みをこらえながら、
事務所に出て、日常の仕事をなんとか、こなしています。
筆者の場合は「転落事故」による腰椎圧迫骨折ですが
普通、若年層が腰椎圧迫骨折になることは、ないようですね。
専門医に聞くと
若年層が腰椎圧迫骨折するのは
スポーツ事故や転落事故などによるもの。
腰椎圧迫骨折は、高齢者に多い症状で
「骨粗鬆症」により骨が弱くなり、
脊柱の椎体が圧迫骨折してしまうケースです。
詳しく聞くと
第11〜12胸椎と
第1腰椎の胸腰椎移行部に
その症状があらわれると言います。
腰椎圧迫骨折で手術をおこなうことは
ほとんどなく、
基本的にはベッド上で、ただ寝ているだけの
保存療法で治す病気。
椎体が潰れた状態で骨癒合を待ちます。
基本的に潰れた椎体が
元の形に戻ることはありません。
保存療法中は
安静にするために、寝ていることが多く、
そのため、どうしても運動不足になり、
背中や肩のこりなどの痛みが伴います。
貧血に似た症状になることもあります。
また、潰れた椎体の影響により
神経根を圧迫する場合があります。
下肢に放散する痛みや痺れがみられ、
ヘルニアに似た状況になることもあります。
筆者の場合、いまも「痛いッ」と、
ときどき叫んでいます。
体を動かした際、背骨の骨折部分に負担がかかるため
「痛いッ」ということになります。
安静時の背中の痛みというのは
背中の筋肉への長期圧迫、骨折部炎症による反射亢進、
臥床による運動量低下による全身の循環不全、
これらの影響による「痛み」です。
筋スパズムの痛みと専門医は言います。
圧迫骨折部の痛みとは質が違うようですね。
寝返り動作などで瞬間的に感じる痛みは
骨折部への負担による痛みです。
安静時に鈍く背中全体的に感じる痛みは
スパズムによるもの。
余計な痛みを軽減するために
脊柱起立筋群の
軽いマッサージで筋弛緩を行うことも有効。
圧迫骨折にはコルセットの着用がおすすめ。
コルセットを着用すれば
入院して1ヵ月を過ぎると
院内でかなり動くことができると言います。
それでも、寝返り、起き上がり、
立ち上がりなどの動作を行ったときには
瞬間的に「痛いッ」と感じるのが普通。
また、立ちっぱなし、長距離歩行、長時間、
同じ姿勢や同じ動作を続けていると
腰部が次第に重く感じて、鈍い痛みを感じるのも自然な現象。
動きは良くなっているのに
毎日痛みを感じるので
痛みはこのまま治らないのでは?と
思ったりする患者が多いと聞きます。
専門医は…
焦ってはいけません!
発症から1〜2ヵ月は痛みがあって当然なのです。
3ヵ月ほどは動作時には多少の痛みを感じるのも
当然です、と言い放ちます。
筆者の場合は、転落事故から、まだ4週間
入院せず、出歩いているのですから
痛くて当たり前のようですね。
痛みが辛いようなら
ショウガ湿布、黒豆の温湿布が効果的です。
腰を温めるとラクになりますので
温湿布は、いずれにせよ効果があります。
辛いようなら、お試しください。
さて、腰椎圧迫骨折は
高齢者に多い症状で
「骨粗鬆症」により骨が弱くなり、
それで脊柱の椎体が圧迫骨折してしまうと先に記しました。
そこで今週は
「骨粗鬆症」に効果のある食事療法について記します。
手っ取り早いのが「煮干の粉」
すりこぎなどで煮干を細かく砕き粉末にして
ご飯にかけて食べるのが骨を丈夫にするいちばんの方法。
消化吸収がよいので
「骨粗鬆症」によく効きます。
ヒジキの粉も「骨粗鬆症」の予防に効果があります。
ヒジキを水洗いして
フライパンで焦がさないように炒ります。
炒ったらミルやすりこぎで
細かくひいて、ご飯にふりかけて食べます。
煮干の粉、ヒジキの粉は、
いろいろな料理にも使えます。
ゴマ酢も「骨粗鬆症」に効きます。
黒ゴマをフライパンで軽く炒め
すり鉢でよくすって
そのうえに「酢」を注ぎ、
黒ゴマが酢を吸ったら出来上がり。
一日大さじ2杯を目安に食べると骨が丈夫になります。
ゴマバターも効きます。
ゴマを炒めてから、すり鉢で、よくすって
ゴマの油が出てきて、なめらかな状態になったら
ゴマバターの出来あがり。
パンにぬったり、和え物に利用したりして
毎日少しずつ食べます。
小松菜のゴマ和えも効きます。
骨にはカルシウムの補給は誰でも知っていますよね。
そのカルシウムの吸収を妨げるのが
意外や意外「食物繊維」です。
食物繊維は生活習慣病には絶対必要ですが、
カルシウムの吸収にはよくありません。
したがって骨粗鬆症の予防には
食物繊維は、ホドホドがよいようです。
では、また…



